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Cirque du chat
独学で始めた球体関節人形の制作日記等 
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もう8月も終わりでせう。

夏休みがあるわけではないけれど、

平日の昼間に子供の声が聞こえている間は
自分も夏休みの気分を味わえる。

気がします。


そんな夏も終わり(暑さはまだまだですが)なので

芸術の秋に向けて人形制作の予定をみっちり予定帳に書き込んでみました。

意外に時間は無い。

というのもまだインフォできないけれど
2月に向けてタイトなスケジュールを組んでみたのです。

イベントを起こして〆切設けないとダラダラしてしまうので。




No.5で一度自作アイを使用しましたが

今回はグラス半球を使用。

透明感が違う気がします。


20120827b.JPG





 
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昨日、毎年参加している高校OBによる合同展示会のために

出身地、浜松へ行ってきました。


20120808.jpg

新作は全然間に合ってないので今年はこの3体。



出展作品は絵画が多いのですが、人形出展は私の他に

2期先輩の女性がいらっしゃいます。

彼女の作品は日本人形に近い、でももっと広い意味でオリエンタルなデザインで

既に作家として活動されていて受注もあるそうです。


写真承諾を忘れていたので掲載できないという....。

ブログもHPも携帯自体も持ってない!という古風な方で

知るヒトゾ知る若手女流作家ということになるんですね〜

かっこいい!



私も『個人蔵』とか書いてみたいですね〜...




 


20120730.JPG



昔、NHKで放送していた

「ストーリーテラー」という番組が好きでした。

たぶん兄が録画した物を繰り返し観ていたので時期は定かではないですが

制作はアメリカとイギリスで'85頃のようです。

正式には『Jim Henson's The Storyteller』

たしかおじいさんの語り部が犬に

教訓めいたおとぎ話を聞かせるという内容です。



1番覚えている話は死神を捕まえた男の話。

死神を捕まえたことで宮殿を救うことができたけど

逆に死を待つ人々も沢山いて、しかたなく死神を解放したはいいけど

その男は死神に恐れられ、死ぬに死ねない日々を永遠とおくることになる。

みたいな話だったような。。。?子供ながらゾッとしました。



登場する空想の生き物にはパペットが使用されていて

当時は生きているかのようなパペットの自然な動きに関心したものでした。



さて、タイトルにもある語り部の右手とは

現在、少女人形と同時進行中の女性の右手のことです。

写真の通り、今は全関節を切り離した状態です。


全関節を動かすことができる彼女は

これまでの作品中で最も雄弁に『語る』ことができる
人形になるのだと思います。




 


やわらかい午後。

やっと薬の効き始めた身体を横たえ

少年は独り眼を瞑る。



浅い眠りの中に人影を見つける。

ずっと前から知っている。

けれど知らない。



眼を覚ますと、懐かしさだけを残し忘れてしまう。



少年はまた記憶の糸が垂れているうちに、と

眼を瞑り意識を手放す。



暮れかけた淡い日差しは、二人分の影を落とす。


8e4f0da4.jpeg
なんつって




次回作の人形はちょこちょこ進んでいます。

20120717.JPG


 

最近まで中学時代の落書きをうっかり保存してたりした私ですが
(多少整理して処分しましたが、、、)

そんな落書きの束から発掘したイラストが意外に

発想の種となることがあります。


337f797f.jpeg


私が描く落書きにはよく馬が出てきます。

幼いころから、馬のひずめの造形や長い睫毛が縁った

優しそうな瞳が好きだったんですね。

馬が好きすぎて将来馬になりたいと本気で願うかわいそうな子でした^ ^;




今ではいい大人になりさすがに馬になりたいとは言いませんが

作ってみたいなとは思っています。

メリーゴーランドの木馬のような飾り立てた小ぶりの馬とが!

オブジェの部類ですね。そんなのが作りたい。


あと、例えば

上のイラストみたいに好きな物を集めて繋げて

シャンデリアのような形態の

少し球体関節で動かせる箇所があったりするオブジェ。。。


うん、、、、、いいかも。

欲しい。

欲しいから作る!!


早速、落書きから種拾った*


今の子終わったら次は馬と少女のシャンデリア風オブジェ作ってみようかな。
 

 


ツイッターでも書いたのだけど

以前、街の雑踏の中で【美少年】とすれ違いました。


たくさんいる人の中で、そこだけ浮かび上がるように
視線を奪われたんです。

少女のような可愛らしい中性ではなく

無性別の不思議な魅力があったんですが

顔がどうにも思い出せない。
(狐みたいだったような...?)

今では違和感すら覚える存在感、だったことだけ憶えています。

その違和感を例えると【昼間の幽霊】というわけです。



なぜこんな話をするのかというと

最近山本タカト氏の著書、幻色のぞき窓を読んでいて

同じように【少年】に遭遇する記述があったため

「私にもそんな経験あったな....」と、思い出しました。



20120626.JPG

現在製作中No.11は85㎝の5頭身。

今までで一番大きい顔です。

教室の方の作品を見て開口することに決めました。

【存在感】がテーマの人形。瞳も自作するつもりです。

口を開くと「息」が漏れ出てきそうで

私の製作スタンス【お人形】から外れてくるけど

この人形のテーマにはあっていると思っています。


 
 
意欲 

製作意欲っていうのはどこから分泌されてたっけ?

なんてことを製作の手が止まってしまった時期に考えだすと

いよいよ手が進まなくなってしまうわけで。。。

考えて何か閃き悟ったとして、冷めてしまうのも嫌なので

それよりも鑑賞などでもしよう!と

近頃は映画や本や展示会などから、グッとくるモノ集めに力をいれています。


8〜10番のシリーズであのサイズ感と世界観重視に飽きてしまったので

次はもっと子供っぽい5頭身の

存在感を重視した人形をめざしたいです。


純粋に造形することを楽しめる人形になったら良いな!


2012618.jpg





 
 

今日は写真だけ。
光の強弱が強い場所で撮ったらなんか
固い写真になってしまいました...。


80ce5c37.jpeg



他の写真は下のつづきから!


 
 
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プロフィール
HN:
蕾-tsubomi-
性別:
女性
自己紹介:
人形制作をライフワークにしていきたいと思い立ち、
遅ばせながら独学で人形制作をはじめ、
2011年秋からDOLL SPACE PYGMALIONへ通い始めました。

イラストや写真も好きなので、寄り道しながら
のらりくらりと続けて行こうと思っております。
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